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今月竣工の「TOKYO TORCH 常盤橋タワー」商業ゾーン・大規模広場のグランドオープンは7月
2021.06.07 11:09
三菱地所(東京都千代田区)は、開発を進めている複合ビル「常盤橋タワー」内の商業ゾーンの名称が「TOKYO TORCH Terrace(トウキョウトーチテラス)」に、街区中央に位置する大規模広場の名称が「TOKYO TORCH Park(トウキョウトーチパーク)」に決定し、いずれも7月21日にグランドオープンすると発表した。
「常盤橋タワー」は「東京」駅日本橋口前に位置する常盤橋街区で関係権利者と推進している大規模複合開発「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」内に建設中の複合ビルで、地上38階地下5階、延床面積14万6000㎡。事務所、店舗、駐車場などからなり、今年6月末に竣工を予定している。
「トウキョウトーチテラス」は建物内の地下1階から3階。地方の名店を中心に多様な店舗を集積させた。1~3階の全飲食店舗が大規模広場を望むテラス席を有しており開放的な空間を楽しむことができる事から、来街者が想起しやすく愛着を持つようにとの想いを込めて「テラス」と名付けた。
出店テナントは地方の名店を中心に、日本初出店1店舗、東京初出店4店舗、新業態5店舗を含む、多様なグルメが楽しめる個性的な13店舗。店舗前には大規模広場「トウキョウトーチパーク」から続くテラス空間を備え、屋外で飲食が楽しめる空間を広く用意している。
ビル内で働くワーカーがオフィスフロアからダイレクトにアクセスできる3階には、就業者の共用サービススペースとして、カフェテリアラウンジ「MY Shokudo(まいしょくどう)」を整備する。キッチン付きのホールスペース「MY Shokudo Hall&Kitchen」は一般向けに開放し、その他のエリアは、昼は就業者専用のカフェテリアラウンジ、夜はカフェテリアとして、利用者の健康をサポートしながら、コミュニケーションを促進するための様々なプログラム、サービスを提供する。同ラウンジは8月中旬に開業予定。
大規模広場「トウキョウトーチパーク」では新潟県小千谷市の錦鯉が泳ぐ親水空間や茨城県つくば市の天然芝など、全国の自治体と協業し、「東京」駅前から日本の文化・魅力を発信する取り組みを行っている。2027年度の全体街区竣工時を見据え、「日本を明るく、元気にするまち」として、様々な取り組みや仕掛けを展開する。施設名称は親水空間をはじめとした自然との調和を意識した広場のデザイン及び街区に隣接する常盤橋公園の名称との親和性を鑑み決定した。