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「城山トラストタワー」内でロボット活用 館内物流の実証実験を開始

2021.06.07 11:12

 2日、森トラスト(東京都港区)が管理する「城山トラストタワー」で、QBIT Robotics(東京都中野区、QBIT)が開発した自動搬送ロボットとロボットアームをクラウドで統合するサービスを活用した館内物流に関する実証実験が開始された。7月2日までの予定。
 実証実験は、QBITが新エネルギー・産業技術総合開発機構(川崎市幸区)の「自動走行ロボットを活用した新たな配送サービス技術開発事業」の補助を受けて行う 同ビルの入居テナントと西濃運輸(岐阜県大垣市)、佐川急便(京都市南区)の協力のもと、実験には実際の荷物を使い、荷物の大きさと行き先によって適切なロボットを自動選択した上で配送・集荷を行う。森トラストは、オフィスビル内でのロボット走行における施設の物理的な課題の洗い出しや、ロボットのみで配送・集荷を完了させるための業務フローの構築など、運用面での課題解決について協力する。




週刊不動産経営編集部  YouTube