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スプラス青葉台 青葉台郵便局「内」に7月4日開業 空き空間に地域交流スペースやシェアを開設

2021.06.14 16:01

 東急(東京都渋谷区)がYADOKARI(横浜市中区)と連携して進めている、郵便局の空きスペース活用施策「(仮称)青葉台郵便局プロジェクト」の施設名称が「スプラス青葉台」に決定し、7月4日に開業することとなった。
 東急は横浜市と協力して「次世代郊外まちづくり」に取り組んでいる。なかでも、郊外住宅地の徒歩生活圏の中で、暮らしの基盤となる様々なまちの機能を密接に結合させていく「コミュニティ・リビング」の推進を目指している。多世代かつ多様な住民が交流し活動する、地域のリビングルームともいえる場所の構築だ。
 「スプラス青葉台」は、「コミュニティ・リビング」推進の一環として進められているプロジェクト。横浜市青葉区の「青葉台郵便局」の2~3階をリノベーションして構築した。YADOKARIが運営を担当する2階には、地域の人々の活動・交流の拠点となる有料会員制のコミュニティラウンジを開設。貸し出し用の展示棚を設置し、利用者間のコミュニケーションを生み出す仕組みを導入する。利用シーンに合わせたプランを選択できる個人向けのシェアオフィスと、各種イベント利用やセミナー、ワークショップなどの利用が可能なイベントスペースも併設。活発なコミュニティづくりを推進する。
 3階には小規模オフィスを設置。17~68㎡の10区画で、地域との交流や駅に近いオフィスを希望する企業をメインターゲットとしている。入居企業には2階コミュニティラウンジ、ワークラウンジの会員権が付与され、2階エリアと連携したイベントなども実施する予定だ。
 東急とYADOKARIは「次世代郊外まちづくり」の基本理念の実現に向け、産学公民連携のもと地域の課題の解決に取り組むことで、持続可能なまちづくりを推進していくとしている。




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