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NTTグループ/東京センチュリー インドでのデータセンター事業で協業
2021.06.21 14:13
NTTグローバルデータセンター(東京都千代田区、NTTGDC)と東京センチュリー(東京都千代田区)は、インドでデータセンター事業の運営協業を開始する。
NTTGDCは現在、子会社が2020年にシンガポールに新設した現地法人を介して資産保有会社を設立。同資産保有会社はインドのムンバイに、10階建て、総建物面積約2万9000㎡超、施設電力24MWのデータセンターを開発している。東京センチュリーが現地法人の発行済株式の75%を取得することで、現地法人はNTTGDC子会社と東京センチュリーの合弁会社となる予定。資産等を共同保有することで、NTTが手掛けるデータセンターを基盤としたフルスタックサービスの拡大を図っていく構えだ。チャトラパティ・シヴァージー国際空港から30分とアクセスも良く、安定した電力や通信環境も整っており、ハイパースケーラーといわれる大規模クラウドサービス事業者にも対応可能。2022年2月の竣工を予定している。
インドは、政府主導による5Gサービスの推進およびeコマース市場の成長を背景としたデータ使用量の急増が予想されており、データセンターの市場規模は急成長する見通し。なかでもムンバイは、今後も多くのデータセンターの開発が計画されている。