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NTT都市開発ビルサービス/NTTテクノクロス IoTで建物利用の実態を分析 新サービスの提供開始

2018.06.25 15:36

 NTT都市開発ビルサービス(東京都千代田区)とNTTテクノクロス(東京都港区)は、オフィスビルや商業施設の利用実態の把握にデータ分析を活用し、建物管理者向けの建物の利用実態レポートと改善案作成・運営管理支援を行うサービスを共同で開発。7月1日よりサービス提供を開始する。
 近年、建物の運営・管理は働き方改革やテナントニーズの多様化により、建物の快適性を支える運営・管理の専門知識や建物の資産価値向上への取り組みが一層求められている。これまで、建物管理業務の計画立案のもととなるデータは、機器の制御やエネルギー管理などの利用にとどまり、かつアナログな手法で行われることが多く、場合によっては建物管理者の経験や勘をもとにして行われてきた。こうした背景から、NTT都市開発ビルサービスが持つ建物管理に関するノウハウとNTTテクノクロスが持つ画像解析やIoTデータ分析のノウハウをもとに、両社は共同でサービス開発に取り組んできた。
 今回発表した「建物管理分析サービス」は、人の流れや混雑時の建物利用状況を把握するために、分析対象に応じてカメラ(画像)、センサーやレーダーなど最適なデータ収集方法を用いる。さらに収集したデータは両社が連携し様々な切り口でデータ分析を行うことにより、ビルオーナーも気づかなかった利用実態や課題の洗い出しに役立てることができる。
 このサービスは今年1月から3月にかけて、港区港南の大規模複合施設「品川シーズンテラス」のオフィスエリアおよび商業エリアにおいて実証実験が実施されてきた。今後はサービスの対象としてオフィスビルや商業施設に加え、公共施設など様々な建物に利用用途を拡大し、相互に連携してサービスの開発・展開を図る予定である。




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