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ボックス型カラオケ「COCOKARA」駅構内に設置 オフィス共用部への導入や福利厚生などのニーズも視野
2021.08.23 15:28
茨城県内にて業務用カラオケの賃貸や販売を行う常磐第一興商(茨城県水戸市)は今年4月、関東鉄道「下妻」駅と「下館」駅構内の待合室に、ボックス型カラオケ「COCOKARA」(ココカラ)を納入した。
「COCOKARA」は高さ240cm、幅・奥行150cmのスマートな躯体が特徴的な、ボックス型のカラオケ。ボックス内にはヘッドホンが標準装備されており、「COCOKARA」を利用する際にはヘッドホンの着用により通信カラオケDAMの圧倒的な臨場感を体験することができる。
今回「下妻」駅、「下館」駅構内に設置されたのは、乗客が電車の待ち時間に楽しめるコンテンツの提供を目的としている。常磐第一興商の榎本太郎社長は「関東鉄道様が様々な話題をご提供されていたのをかねてより存じておりまして、まずは関東鉄道様に『COCOKARA』をご提案させて頂きたいと考え、納入に至りました。『下妻』駅と『下館』駅となったのは、関東鉄道様とのお打ち合わせの中で、駅をご利用される方の層や設置スペース、運営体制を考慮して決定いたしました。当初の想定以上にご利用いただいておりますことから、多くの方に好評を得ている様子です」と話す。
「COCOKARA」の利用料金は納入先などにより多少異なるものの、「下妻」駅と「下館」駅での設置の例では1曲100円としている。また新型コロナの感染拡大の現状から、感染症対策も徹底。設置する施設と連携して運営スタッフによる徹底した除菌清掃のほか、アルコールシートなどの除菌グッズを常備。利用者が安心して使える環境を整えている。未使用時にはドアを開放し、サーキュレーターを使った換気も行っている。
「今後は、エンターテインメント施設や商業施設、パブリックスペースなど多岐にわたるニーズを想定しています。また社員の福利厚生の一環としてすでに導入を進めているオフィスの事例もあります。職場で簡単に社員の気分転換やストレス発散、ひいては業務効率化につながるような活用の促進を勧めていきたいと考えています」(榎本氏)。
緊急事態宣言でカラオケボックスの休業が続く。一方で、スペースを活用してコロナを気にせずに個室で娯楽を楽しめる時代が、すぐそこまで来ているようだ。