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「千駄ヶ谷センタービル」に「東京・将棋会館」が入居へ

2021.08.30 15:00

 日本将棋連盟(東京都渋谷区)とヒューリック(東京都中央区)は、「東京・将棋会館」を「千駄ヶ谷センタービル」1階に移転することを定めた基本協定を締結し、協定締結式を行った。「千駄ヶ谷センタービル」は2024年の竣工を目指してヒューリックが建替えを計画しており、「東京・将棋会館」は建て替え後の同ビル1階(約622坪)に移転する。
 「千駄ヶ谷センタービル」はJR中央・総武線「千駄ヶ谷」駅より徒歩2分とアクセス至便な好立地。日本将棋連盟では新しい会館について「棋士・女流棋士が使用する対局室等だけでなく、将棋ファンはもちろんのこと、将棋を知らない人でも気軽に立ち寄ることができる販売ブースや将棋道場等の設置で、より一層の将棋文化の発信拠点となるよう新たな将棋会館」を計画しているという。
 日本将棋連盟とヒューリックは今回の協定締結を機に、将棋連盟創立100周年にあたる2024年の将棋会館移転に向けた協働をより一層深めるとともに、「将棋の街渋谷区」を目指す渋谷区とも連携して、エリアのまちづくりに貢献できるよう建替・移転計画を推進していく。
 協定締結式当日は、締結当事者である将棋連盟及びヒューリックの他、将棋連盟と相互協力に関する協定を締結し「将棋を通じたまちづくり」等で連携する渋谷区の長谷部区長が出席した。
 また日本将棋連盟は、現タイトル及び永世称号保持者により構成され、創立100周年事業の取組を中心となって行う「創立100周年事業・東西将棋会館建設委員会」の発足式を、基本協定締結式と同日に行った。上記移転事業は、100周年事業の一つとして位置づけられ、今後は同委員会による重点プロジェクトとして推進される。




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