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下北線路街に新ホテルが9月開業「MUSTARD HOTEL SHIMOKITAZAWA」

2021.09.06 12:05

時間貸しや長期滞在、客室利用のビジネスにも対応
 9月16日、小田急線「東北沢」駅から「世田谷代田」駅まで約1・7kmの線路跡地全長の区間に生まれた複合施設「下北線路街」に、時間貸しが可能なホテルが開業する。
 GREENING(東京都渋谷区)が運営する「MUSTARD HOTEL SHIMOKITAZAWA」は、「下北沢」駅から徒歩6分、「東北沢」駅から徒歩2分。「下北線路街」に立地する、地上2階、延床面積1767㎡、総客室数60室のホテルだ。宿泊だけでなく、新サービスや付加価値を提供する。
 特徴的なのが、30分500円から利用できる客室時間貸しプラン。客室を気軽に短時間から利用でき、テレワークや会議、オンライン配信、休憩・昼寝などでの利用を想定。様々なニーズに対応するという。
 宿泊や時間貸し以外にも、長期滞在型プランも用意する。「下北線路街」の商業施設と連携し、暮らしをサポートするサービスも提供。出張や多拠点居住、旅行などでの長期利用も可能となっている。
 さらに、ホテルの客室を活用したネイルサロンやパーソナルヨガ、英会話レッスンなどのビジネスを支援するため、会員組織も開始予定。利用料ではなく売上をシェアする形で、定期的な客室提供や情報提供、送客支援なども検討している。
 客室内ではレコードのレンタルも可能で、全室にレコードプレイヤーを完備した。他にもプロジェクターやPC、音響機器もレンタルできる。カフェ「と焼酎バーも併設し、手軽な飲食もできる。




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