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バリアフリートイレの接触感染対策に 自動ドア用スイッチから非接触発売

2021.09.13 12:26

 ナブテスコ(東京都千代田区)は、NABCO(ナブコ自動ドア)ブランドで展開する自動ドア事業において、ユニバーサルデザインが好評なバリアフリートイレの自動ドア用押しボタンスイッチ「HDS―4iα」の「非接触タイプ」をラインアップに追加した。
 ユニバーサルデザイン、光と音声による操作案内等の機能はそのままに、バリアフリートイレの接触感染対策ニーズに応えるため、開閉ボタン部分に手をかざすと非接触でドアを自動開閉できる機能を追加した。バリアフリートイレの利用者の中には、ボタンの前に手をかざすことが難しい人もいる。その様な人も対応できるよう、わずかな力で確実にボタンを押すことができる従来の大径ボタンは残し、「非接触(手かざし)」もしくは「押しボタン」のどちらでも操作できるようにした。
 交通機関の旅客施設など不特定多数の人が使用するバリアフリートイレの扉の開閉スイッチを手かざしセンサーにする場合は、操作しやすい押しボタン式スイッチを併設することが求められており、同スイッチは国土交通省が公表する「公共交通機関の旅客施設に関する移動等円滑化整備ガイドライン(バリアフリー整備ガイドライン 旅客施設編 3月版)」にも準拠する製品設計になっている。
 専門家のアドバイスを製品に反映し、様々な角度からユニバーサルデザインを検証しました。障碍者や高齢者、さらに外国人にも使いやすい設計となっている。




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