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東京建物の物流施設「T-LOGI」シリーズ 神奈川県内2カ所で開発用地を取得
2021.09.21 15:45
東京建物(東京都中央区)は、神奈川県相模原市南区と神奈川県高座郡寒川町に物流施設開発用地を取得した。それぞれ、「(仮称)T-LOGI相模原」、「(仮称)T-LOGI寒川」として開発を推進していく。
「(仮称)T-LOGI相模原」は、敷地面積4万6866㎡、延床面積9万3730㎡のマルチテナント型物流施設となる予定。竣工は2025年夏を予定している。
立地は、首都圏をはじめとした広域配送が可能なことから、近年大型物流施設の建設が相次いでいる神奈川県相模原市に位置している。県の主要幹線道路の1つである国道129号に隣接し、圏央道「相模原愛川」ICまで約2kmと、高速道路へのアクセスに優れている。同物件周辺には、工場や倉庫などの産業集積が見られ、住宅も集積しているため雇用確保にも優れた立地となっている。
「(仮称)T-LOGI寒川」は敷地面積1万8617㎡、延床面積2万6960㎡のマルチテナント型物流施設となる予定。竣工は2024年秋を予定している。
立地は圏央道「寒川北」IC、「海老名」IC、東名高速道路「厚木南」IC等首都圏の主要な高速道路のインターチェンジが利用でき、東名高速道路「綾瀬スマート」ICも利用可能な場所に位置している。周辺には工場や倉庫などが集積する工業専用地域で、24時間稼働を前提としたオペレーションにも適した立地となっている。
なお、今後建設する「T-LOGI」シリーズでは、太陽光パネルを設置することや自己託送の仕組みを導入すること等による環境配慮型物流施設(ZEB物流)の開発に取り組んでいく。
シリーズの外装も新たなデザインに統一する。各施設に共通の表情を創出させ、東京建物が手掛ける物流施設を想起させることを目指す。建物外装は色合いを黒、グレー、白色を基調としてグラデーションを施し、シンプルでスタイリッシュなデザインとする予定。このグラデーションは、「物流業界の加速拡大する疾走感とモノの動き」と、「マルチテナント型物流施設の可変性と適応力」を表現している。