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アートとシステム・ケイが共同開発 車両ナンバー読み取り、ビルの入館が可能に

2021.09.27 11:29

 入退室管理システムなどの開発・販売を行うアート(東京都品川区)と、ネッワークカメラとAI技術を中心としたシステムの開発・販売を行うシステム・ケイ(札幌市東区)は、車両ナンバー認識と連携した入退室管理システムを共同開発した。入退場車両ナンバー管理システム「ZENESCAN NUMBER(ゼネスキャンナンバー)」として、アートが設立した新ブランド「ZENESQUE(ゼネスク)」から今年冬に販売を開始する。
 同システムは、システム・ケイが開発した車両ナンバー認識エンジンと、アートの入退室管理システムの連携により、車両ナンバーを登録するだけで車両の入退場を簡単に管理することができる。車両ナンバー認識システムを標準化することにより低価格で供給する事が可能となり、車両ナンバーも入退室管理システムの一部として総合的に管理し、オフィスビル、マンションの駐車場などで、関係者のみ自動でゲートオープンして入場するシステムが手軽に構築できるようになる。
 同システムでは駐車場等のゲート前に設置されたネッワークカメラで車両のナンバープレートを自動で読み取り、登録された車両ナンバーであればゲートをオープンする他、タイムスケジュール設定により車両の入場可能な時間帯を細かくコントロールすることもできる。
 カメラはAXIS、Canon及びSONY製のネットワークカメラに対応しているので、豊富なラインアップの中からカメラを選定できるほか、既設カメラをそのまま流用することもできる。また、夜間など暗い環境の運用でも、赤外線投光器を併用することで対応している。




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