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鹿島/清水など建設16社 建設ロボなどの開発・普及に向けて協業

2021.09.27 11:38

 鹿島建設(東京都港区)、清水建設(東京都中央区)、竹中工務店(大阪市中央区)を幹事会社とする建設会社16社は22日、建設施工ロボットやIoT分野での技術連携に関するコンソーシアム「建設RXコンソーシアム」を発足させた。RXはDXになぞらえ、ロボット変革(Robotics Transformation)を意味する。
 16社は今後、ロボットやIoTアプリ等を応用した建築施工関連技術に関する共同研究開発を行う。参加企業は各々の自主性を尊重しつつ、活用するロボットやIoTアプリ等の開発と利用の推進について協働。技術開発のコスト削減、リスク分散、開発期間の短縮を図り、ロボットやIoTアプリ等の普及を加速させる。また、労働力不足の解消、作業現場での生産性・安全性の向上、コスト削減といった建設業界における課題を解決し、建設業界全体の生産性および魅力の向上につながることを目指す。
 参加企業は幹事企業3社に加え、淺沼組(大阪市浪速区)、銭高組(大阪市西区)、長谷工コーポレーション(東京都港区)、安藤・間(東京都港区)、鉄建建設(東京都千代田区)、フジタ(東京都渋谷区)、奥村組(大阪市阿倍野区)、東急建設(東京都渋谷区)、前田建設工業(東京都千代田区)、熊谷組(東京都新宿区)、戸田建設(東京都中央区)、鴻池組(大阪市北区)、西松建設(東京都港区)。
 参加企業は同コンソーシアムにおける協働を進めるとともにその成果を積極的に発信。建設業界全体、さらには様々な企業にも参加を呼びかけていく方針を示している。




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