週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

阪急阪神不動産 ベトナム北部で物流施設開発「セムコープ ロジスティクスパーク」建設着手

2021.10.04 11:53

 阪急阪神不動産(大阪市北区)とシーアールイー(東京都港区)は、シンガポールのSembcorp Development Ltd.(セムコープ デベロップメント社)と共同でSembcorp Infra Services Pte. Ltd.(セムコープ インフラ サービス社)に出資し、ベトナム北部の「VSIPハイフォン複合都市・工業団地」内で物流倉庫の開発に取り組んでいる。
 両社は今回、セムコープ インフラ サービス社を通じ、ベトナム北部のVSIPハイズオン工業団地内における物流倉庫の開発プロジェクト「セムコープ ロジスティクスパーク(ハイズオン)」の建設に着手した。
 同物件は、敷地面積約2万8000㎡、賃貸面積約1万3000㎡、地上1階建ての物流倉庫。竣工は2022年春頃を予定している。同施設はハイフォン市内の3棟に次いで4棟目となり、総賃貸面積は約5万6000㎡となる。
 同物件が立地するVSIPハイズオン工業団地は、ベトナム・シンガポール両政府の支援の下で開発が進められており、設備等のハード面が充実していることに加え、質の高いカスタマーサービスを提供していること等が、高く評価されている。また、首都ハノイ市と北部最大の港湾都市ハイフォン市を結ぶ主要幹線道路沿いに位置し、アクセスに優れていることから、広域物流拠点として高い優位性を持っている。




週刊不動産経営編集部  YouTube