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住友不動産の大規模複合開発「有明ガーデン」の全施設が開業
2021.10.04 11:56
住友不動産(東京都新宿区)ならびに住友不動産商業マネジメント(東京都新宿区)は、江東区有明2丁目で開発・運営管理してきた大規模複合街区「有明ガーデン」の全施設が開業したと発表した。
先月26日、「有明ガーデン」内の劇団四季専用劇場「有明四季劇場」でのこけら落とし公演として、ディズニーミュージカル「ライオンキング」が始まり、これによって「有明ガーデン」は全て開業を迎えた。
同開発は、住友不動産初の大型商業施設を含む複合開発として2010年から事業を推進しており、2020年4月の「住友不動産 ショッピングシティ 有明ガーデン」開業を皮切りに「有明エリア」の中心となる開発を目指した街づくりを進めてきた。
開発街区は、敷地面積約10・7haで、湾岸・有明の中心に位置している。施設は、地域利便、地域活性を目指した店舗数200店超の大型のショッピングモールを中心に構成されている。滞在利便の強化として749室のハイグレードホテルや天然温泉完備の温浴施設、賑わい創出拠点としての機能を高めた国内最大の約8000名収容の劇場型ホールや劇団四季専用劇場だけではなく、地域に根付いた街づくりを進めるため、総戸数約1500戸のトリプルタワーマンションや保育施設も街区内に配置されている複合街区となっている。
住友不動産では、今後も有明に住まう人々のコミュニティ形成の中心施設になるよう、継続的に街づくりを進めていくだけではなく、「湾岸エリアの賑わい創出」の中心エリアに位置する施設として、「台場」、「豊洲」など周辺エリアとの施設連携を図りながら、臨海副都心・湾岸エリアを広く発展させていく街づくりを目指して行く構えだ。