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三菱地所 「りそな・マルハビル」の信託受益権を取得 将来的には一体開発を予定
2009.12.28 16:03
三菱地所(東京都千代田区)が出資する大手町デベロップメント特定目的会社は24日、千代田区大手町のオフィスビル「りそな・マルハビル」の区分所有権(全体の27%相当)を信託財産とする信託受益権を、東急リアル・エステート投資法人(東京都渋谷区)から取得することを決定し、同投資法人と受益権譲渡契約を締結したと発表した。取得価額は420億円である。
同特定目的会社は「りそな・マルハビル」の区分所有権(全体の73%相当)を平成20年4月にりそな銀行(大阪市中央区)より取得しており、今後同物件とその周辺地を含めた将来的な一体開発について検討を進める予定である。
同物件は東京メトロ千代田線・丸ノ内線など地下鉄5路線が乗り入れる「大手町」駅より徒歩1分で内堀通りに面しており、「東京」駅も徒歩圏内のアクセスとなっている。物件の竣工は昭和53年11月で敷地面積は6893・71㎡、延床面積は7万4379・30㎡。規模は地上25階地下4階であり、現在はマルハニチロ水産などが入居中となっている。
なお、信託受益権の引渡し日については、平成22年1月15日を予定し、同日付で信託契約を解除し不動産として取得することになる。