週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

セキュアード・キャピタル・ジャパン 10年に1度の稀少価値持つ取引事例 丸の内の複合施設オフィス部分を100%取得

2009.12.21 17:32

 セキュアード・キャピタル・ジャパン(東京都港区)グループは、同グループが運用する不動産ファンドのため、千代田区丸の内の超高層複合施設「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」のオフィス部分100%の取得に関し、売買契約を締結したと発表した。
 「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」の敷地面積は約6400㎡、延床面積は約8万1700㎡、規模は地上32階地下4階塔屋1階で平成13年11月の竣工である。同ビルが立地する丸の内エリアは不動産投資の観点から見て、東京オフィスエリアの中でも特別な位置づけにあり、従来同地区における大型優良ビルの取引事例は極めて少なく、今回取引の対象となっているような最優良クラスビルは10年に1度あるかないかの供給であり、同社グループでは大きな希少価値を有するものと評価している。
 また、同社グループでは今回の取引において金融機関からの長期のローンを確保し、同ビルを日本のオフィス市場サイクルの底辺近くで取得した上、同ビルの品質及びイメージを一段と高め価値向上のため努力するとしている。




週刊不動産経営編集部  YouTube