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伊藤忠商事 東京本社ビルなどに太陽光パネルを設置 今後は産業向けの太陽光発電事業に本格進出

2009.12.14 16:57

 伊藤忠商事(東京都港区)は8日、港区北青山の同社東京本社ビル及びビル横の商業施設「CIプラザ」に太陽光発電パネルを設置するとともに、今後公共・産業分野への太陽光発電システム普及促進を展開していくと発表した。
 今回の太陽光パネル設置は環境省が公募した「平成21年度ソーラー環境価値買取事業」にも採択されている。合計約100kwの発電容量は東京本社ビル3・5フロア分の照明の電力量に相当し、高層ビル屋上では国内最大級の太陽光発電システム導入となる。設置・施工は伊藤忠商事グループの日本エコシステム(東京都新宿区)が担当し、平成22年4月に発電を開始する予定である。なお、太陽光パネルによる発電状況は、東京本社ビル内及びCIプラザ共有スペースで一般に公開される。
 現在、太陽光ビジネスの国内市場は住宅向けが大半を占めているが、今後北米・欧州同様に公共・産業向けの普及が進むと予想されている。伊藤忠商事では平成21年3月から日本エコシステムへの資本参画を開始しており、今回の設置は環境に優しい太陽光発電の普及促進に向けて、同社が率先垂範することを目的とし、これを契機に両社は公共・産業向け分野の太陽光発電ビジネスに本格進出する。




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