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東日本旅客鉄道 「吉祥寺」駅の駅ビルリニューアル 20~30代の女性層にも支持される施設目指す

2009.11.09 15:33

 東日本旅客鉄道(東京都渋谷区)は4日、地域の顔にふさわしい安全で快適な駅づくりの一環として、JR「吉祥寺」駅改良工事および駅ビルリニューアル工事に着手した。
 駅改良工事では、耐震補強工事を行うとともに今後武蔵野市や、同駅に井の頭線が乗り入れる京王電鉄と協力しながら南北自由通路を拡幅整備するほか、乗り換え利便性の向上、バリアフリー化など吉祥寺の町の顔となる駅づくりを進める。
 駅ビルリニューアル工事では、「文化の薫るまち吉祥寺」の魅力を発信し、街とともに成長する駅ビルを目指す。施設全体のコンセプトは「私のいつもを満たす場所」。店舗構成は従来の主要顧客である40代以上の利用客に加え、今まで取り込めていなかった主要な来街者層である20代後半~30代の女性客にも幅広く支持を得られる内容となっている。
 駅ビルは地下1階から地上2階にかけての開業を予定しており、平成22年4月には2階フロアの約2600㎡に約40の店舗が出店。「心ゆたかな暮らしを支える生活提案ゾーン」として開業する。その後、平成22年秋には第二期開業を控えており、約9800㎡のフロアに約190の店舗出店が予定されている。
 なお、開業後の駅ビルの運営は、同社の子会社で商業施設等の運営を行うアトレ(東京都渋谷区)が担当する。

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