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牧志・安里地区市街地再開発組合 商業・ホテル等の複合施設開発に着手 沖縄県内の在住・在勤者を対象に街の愛称を募集
2009.11.09 15:33
牧志・安里逐市街地再開発組合は沖縄県那覇市において進行中の「牧志・安里地区市街地再開発事業」について、再開発ビル工事の着手に先駆け9日に安全祈願祭を執り行う。
牧志・安里地区は、沖縄都市モノレール「牧志」駅に隣接し、安里川を挟んで那覇のメーンストリート・国際通りに面した商業地が中心の安里地区と、住宅密集地と低利用地が大半の牧志地区から成り、今回の再開発事業は広さ約2・3haの区域で行われているまちづくり計画である。
再開発組合の組合員数は大和ハウス工業(大阪市北区)など37名。特定業務代行者は大和ハウス工業・大林組・國場組のコンソーシアムである。敷地内中央部は安里川が東西に流れており、昨年10月には南側敷地において地上25階建て、延床面積約2万2800㎡の共同住宅が着工となっている。
安里川北側に誕生する再開発ビルは、規模は地上12階建て、延床面積約2万2300㎡で、1・2階は商業施設、3階は那覇市の公共公益施設(公民館・図書館)、1・2階および4階から12階は宿泊施設で構成される。建築物の竣工時期は、南側敷地の共同住宅が平成22年秋、北川敷地の複合施設が平成23年春の予定となっている。
現在同再開発組合では、街が地元住民や観光客に親しまれるものとなるよう、県内在住・在勤者を対象に街の愛称を募集している。