週刊ビル経営・今週の注目記事
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不動産業界往来
2010.08.23 10:34
■サーブコープ、横浜みなとみらいにサービスオフィスをオープン
サーブコープ(東京都新宿区)は16日、横浜初の拠点をみなとみらい21地区の中心地にある「TOCみなとみらい」の10階にオープンした。「サーブコープTOCみなとみらい」は、実用的で革新的なビジネスプラットフォームとして、東京から離れていながらも都心までわずか25分という、ビジネスに適したロケーションとなっている。
■国土交通省、「建築物省エネ改修推進事業」の提案を募集
国土交通省は8月16日から9月15日までの期間、「建築物省エネ改修推進事業」の提案を民間事業者から募集する。用件は「躯体の断熱改修を行うものであること」、「建物全体で概ね10%以上の省エネ効果があること」などとなっている。補助率は、省エネルギー改修に要する費用の3分の1以内。上限額は5000万円となっている。
■日本不動産学会、設立25周年記念シンポジウムを開催
社団法人日本不動産学会は9月10・11日、設立25周年記念シンポジウムを開催する。10日は京都市下京区の「ひと・まち交流館京都」を会場とし、「歴史的景観の保全と経済開発―市場機構を活用した歴史まちづくりの挑戦」と題して行われる。11日は熊本県熊本市の熊本市役所14階大ホールを会場とし、「九州新幹線前線開業と熊本都心のまちづくりー途中駅のまちからハブ機能のまちへ」と題して行われる。
■香流産業、破産手続き開始決定受ける
香流産業(名古屋市名東区)は4日、岐阜地裁より破産手続き開始決定を受けた。負債は債権者6名に対し、約43億円となっている。同社は平成19年8月設立の不動産開発業者。親会社の富加工業(岐阜県富加町)70%および半田市の建設業者が30%出資し、名古屋市の「リニモ公園西」駅近隣で進んでいた宅地分譲開発事業を専門に扱う富加工業の傍系会社として設立された。総面積13万m2の物件は平成22年5月までに造成を完了し分譲を開始する予定であったが、建築・不動産業界の業況悪化に伴い分譲販売は低迷し、親会社とともに余裕のない資金操作に陥っていた。