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テーオーシー JR「桜木町」駅直前の複合施設にニューオータニイン入居等詳細決定
2009.10.05 11:12
ホテル内部もLED照明等省エネつとめる
TOC(東京都品川区)は、同社が横浜市中区桜木町1丁目(みなとみらい21地区28街区)にて建築を進めている複合施設「TOCみなとみらい」に、ホテルニューオータニのグループホテル「ニューオータニイン横浜」を開業すると発表した。
ホテルは、ショッピング、シネマコンプレックス、フィットネスクラブ、オフィスなどを配する19階建ての大型複合商業施設の3階にロビーと、インターナショナルな料理を提供するダイニングを設け、10階から19階までを客室フロアーとする。快眠環境システムを導入した、ゆとりを持った客室設計が特徴のコンフォートルームも用意し、海側の客室からはみなとみらい21の夜景が、山側の客室からは晴天時に富士山を望める抜群のロケーションにある。開業は平成22年春。
年間4800万人が来訪するみなとみらい21地区の玄関口、JR・横浜市営地下鉄「桜木町」駅より徒歩1分の立地にあり、同地区へ続く「動く歩道」にも接続される予定。
同プロジェクトは、敷地面積1万840㎡、地上19階地下1階塔屋1階の規模で、延床面積は10万5871㎡。屋上と壁面緑化によるヒートアイランド対策や雨水の再利用、太陽光発電などによる電力量や熱の削減などで環境に配慮する。
ホテルの室内にも、省エネ効果があるLED照明を一部採用し、空調には部屋毎に温度調整が可能なオリジナルの高効率空調システムを導入する。また、レストラン調理場は、排熱や油煙の発生を抑える「オール電化」を採用するなど、ホテル全体でエネルギー使用量とCO2排出量の提言を目指す。