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「福井」駅西口で再開発 24年に竣工へ

2021.11.01 11:05

 長谷工不動産(東京都港区)、阪急阪神不動産(大阪市北区)、マリモ(広島市西区)、コスモスイニシア(東京都港区)の4社は、参加組合員として参画している「福井駅前電車通り北地区A街区第一種市街地再開発事業」が先月8日に新築工事の起工式が行われ、先月15日に着工したと発表した。
 同事業は2017年8月に準備組合を設立し、2019年3月に都市計画決定、2019年12月に市街地再開発組合の設立認可を受けた。その後、2020年8月に権利変換計画認可を経て、着工となった。工事完了は2024年夏頃を予定している。
 同事業はJR「福井」駅西口に延床面積約7万540㎡、敷地面積約6900㎡、鉄筋コンクリート造・鉄骨造、地上27階、高さ約120mのホテル・オフィス棟と、地上28階、高さ約100mの住宅棟、駐車場棟で構成される複合施設を新設するもの。
 同地区は「福井市都市計画マスタープラン」において、広域商業・業務ゾーンに位置づけられており、公共交通機関の結節機能を生かし、都市型サービス産業を中心とした中枢的な業務・商業・文化・情報発信・コンベンションなどの高次都市機能の集積を目指している。一方、戦災復興土地区画整理事業により都市基盤が整備されており、復興期に建築された建築物等の多くが老朽化し更新時期を迎えている。また、建築物等が密集していることから、土地利用、防災及び景観等に課題を抱えていた。これらの課題を解決しつつ、北陸新幹線「福井」駅開業による観光や業務等の多様なニーズを充足するために宿泊、業務及び地域交流施設等の都市機能の導入を図ることが求められており、同地区において、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るとともに周辺商店街も含めた中心市街地全体の活性化を図っていく。




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