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「倉敷」駅南口に新たな商・住・公・医の複合施設が誕生「あちてらす倉敷」グランドオープン
2021.11.01 11:26
岡山県倉敷市阿知で進められていた再開発事業が工事を完了し、「あちてらす倉敷」として10月10日に開業した。
開発主体の倉敷市阿知3丁目東地区市街地再開発組合(岡山県倉敷市)には、旭化成不動産レジデンス(東京都千代田区)、NIPPO(東京都中央区)が組合員として参画している。同組合が推進してきた倉敷市阿知3丁目東地区第一種市街地再開発事業は、施設建築物新築工事や道路・公共空地整備工事が全て完了し、10月10日に開業を迎えた。
同事業は「倉敷市中心市街地活性化基本計画」に位置付けられており、都心部にふさわしい高度・多様化した商業機能の集積、定住人口増加に寄与する都市型住宅の配置、地域に開かれた公共施設の整備により、JR「倉敷」駅周辺の中心市街地活性化につながる賑わいを形成。倉敷市の玄関口にふさわしい街づくりを行うことを目的としている。また倉敷市が所有する公共空地と再開発ビルの民有地を官民境界にとらわれずに一体的に整備することで、オープンカフェやイベント開催等に活用可能なオープンスペースを創出した。
開発用地は2つの街区で構成。1街区は延床面積1万837㎡、建築面積2880㎡の建物を新築し、「ホテル グラン・ココエ倉敷」を中心に商業・業務施設を設けた。2街区は延床面積2万9233㎡、建築面積5422㎡の新築分譲マンション「アトラス倉敷ル・サンク」を中心とし、商業・医療施設および市営駐車場等で構成。
店舗テナントには地元のレストラン、カフェや、瀬戸大橋のたもとに位置する「国産ジーンズの発祥の町」の児島に生産拠点を置くジーンズショップなどが出店し、駅南口の新たな賑わい、観光の拠点となることが期待されている。