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ロボットを使った心と身体の健康性を高めるソリューション 沖電気とコクヨが有効性を検証へ

2021.11.08 14:07

 沖電気工業(東京都港区、OKI)は、コクヨ(大阪市東成区)と共同で、オフィスで健康性を高めるソリューションの検証を開始した。
 検証はテレプレゼンス機能を搭載したスマート・ロボット「temi」にOKIが開発した行動変容エンジンを搭載。オフィスで働く人に語りることで、心と身体を整える健康行動の促進・習慣化を実現するオフィス向けソリューションの提供を目指す。
 OKIは健康行動の促進と習慣化を目指した行動変容技術を研究し、生活習慣に応じた最適な健康行動の提案メッセージを提示する独自のアルゴリズムを開発した。これを搭載した行動変容エンジンは、個人の属性や日常生活で取得できる行動データ、バイタルデータに行動科学や健康心理学の知見を掛け合わせ、最適な提案メッセージを出力する。またコクヨは、テレプレゼンス機能を搭載した同ロボットに注目。今後コミュニケーション補完ツールとしてオフィスへの導入が期待されている同ロボットを活用した健康増進ソリューションの企画を開始した。
 今回の検証では、OKIの行動変容エンジンを搭載した同ロボットが、笑顔、挨拶、運動など、こころとからだを整える健康行動を促すメッセージをオフィスで働く人たちに直接語りかけ、それによって生じる健康行動の促進効果を測定する。

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