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ダイビル ビルの電力をCO2フリーに 大阪エリアで12月から順次実施、全保有ビルに拡大へ
2021.11.08 14:19
ダイビル(大阪市北区)は、脱炭素社会に向けた取り組みの一つとして、同社が国内に保有するすべてのビル(建替予定ビル・同社と電力需給契約のないビルを除く)についてCO2フリー電力の導入を順次進めていくことを決定した。
CO2フリー電力の導入が完了すると、年間約6600万kWhの電力が再生可能エネルギー由来となり、CO2排出量は年間約2・5万トン(一般家庭約1・4万世帯分)の削減が見込めるという。
同導入計画では、まず今年12月に大阪エリアに所在する「ダイビル本館」、「中之島ダイビル」、「新ダイビル」、「梅田ダイビル」の4棟に先行導入し、その後順次対象ビルを拡大していく予定。導入するCO2フリー電力はRE100対応の非化石証書付電力(トラッキング付)で、導入が完了したビルのテナントは使用する電力のCO2排出量がゼロになるため、環境面で企業評価の向上につながる。
同社グループでは「グループ行動規準」に「環境問題への取組」を掲げ、これまでも省エネルギーやリサイクルの推進など積極的に取り組んできたが、今回決定した使用電力のCO2フリー化も含め脱炭素社会の実現に向けた取り組みを推進していくとしている。