週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

東日本旅客鉄道 高規格オフィスの他フィットネスや保育施設も JR東京総合病院一部跡地で賃貸オフィス開発

2009.09.07 11:58

 東日本旅客鉄道(東京都渋谷区)は、東京都渋谷区代々木二丁目に立地するJR東京総合病院の旧外来棟・駐車場跡地に、高規格の賃貸オフィスビル「JR南新宿ビル(仮称)」を開発することを発表した。なお、都道上のブリッジおよび、新設する歩行者用デッキによる、サザンテラス経由でJR「新宿」駅と直結、またJR東京総合病院への歩行者動線も整備する計画である。
 開発規模は、地上18階地下4階で、延床面積にして約5万8000㎡。オフィス・店舗はジェイアール東日本ビルディングが、フィットネスはジェイアール東日本スポーツが運営する。なお、保育所の運営者は未定。着工は平成22年1月を予定しており、平成24年夏の開業を目指す。
 同開発物件の特徴は、4階から18階のオフィス空間に最新鋭の設備を導入し、高規格オフィスゾーンとしたこと。基準階貸室面積は約560坪、天井高2900mmという、ゆとりある大規模な整形・無柱のオフィス空間となる。環境配慮としてLED照明を全面的に採用し、地域冷暖房の導入も図る。
 その他、最大45名まで収容可能で、園庭を設けた保育所をビル低層部に開設。1階から3階に構えるフィットネスクラブは、大型トレーニングジム、レッスン用スタジオや25mプールを備えた総合型フィットネスクラブ。サウナや露天風呂がある温浴設備もあり、リラクゼーションとしての魅力も備えている。




週刊不動産経営編集部  YouTube