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パレスホテル パレスホテル跡地に複合施設開発 ホテルは平成24年春にオープン
2009.08.31 16:26
パレスホテル(東京都千代田区)は、8月24日、千代田区丸の内1―1―1に建設する、オフィス棟とホテル棟からなる複合施設の起工式を執り行った。同社は、建設予定地で営業を行っていたホテル・オフィスビルを建替えるため、今年1月末をもって一時休業し、建物解体を進めてきた。今後は、新しい複合施設建設にむけ、本格的な工事に入る予定。なお、複合施設の竣工は平成23年末を予定。
複合施設の規模は、敷地面積が約1万440㎡で、地上23階地下4階(塔屋2階)、延床面積にして約14万㎡の計画。内、オフィス部分は延床約6万8000㎡、ホテルは延床約5万3000㎡となり、ホテルには290室の客室のほかに宴会場・婚礼施設を13施設、レストラン&バーを6施設、フィットネスジム・プール・スパを設ける。パレスホテルは昭和36年の開業以来培ってきた伝統を礎に、最新の機能と比類ない上質のサービスを提供するホテルとして、平成24年春に新たに開業する予定だ。
オフィス棟は3階から22階までを賃貸フロアとし、飲食施設など、利便性・使用頻度の高い設備を完備。
建物は、豊かな緑に恵まれた立地環境に調和した落ち着いた外観と、植栽を施したスペースを確保した敷地レイアウトを採用、同時に屋上緑化や、電気・ガスの使用抑制、雨水の活用によるCO2削減など、環境負荷の低減にも十分配慮した施設になる計画だ。