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神鋼不動産/三菱地所 神鋼不動産の前身設立地にタワーデザインビル 市営地下鉄「淀屋橋」駅に地下道で直結

2009.08.24 17:31

 神鋼不動産と三菱地所(東京都千代田区)が出資するSPC、有限会社淀屋橋インベストメントが建築主となり、大阪市中央区北浜2丁目で開発を進めてきたプロジェクト「淀屋橋スクエア」が、8月13日付けで竣工した。三菱地所は、SPCよりプロジェクトマネジメント業務を受託・担当し、計画を進めてきた。
 「淀屋橋スクエア」は、大阪市営地下鉄および京阪電鉄「淀屋橋」駅から地下道で直結しており、雨に濡れず駅ホームへ移動できる点が大きな魅力だ。敷地面積2481・64㎡、地上18階地下1階の規模で、延床面積は2万4346・20㎡。1階は店舗、2階から18階までの基準階フロアは、有効面積953・58㎡(288・45坪)。天井高は2800mm確保するとともに、OAフロア100mmも敷かれており、淀屋橋という大阪を代表するビジネスエリアに相応しいハイグレードオフィスビルとなっており、土佐堀通りの往来の角地に、一際目を惹くタワーデザインが特徴となっている。
 「淀屋橋スクエア」が竣工した同地は、昭和34年6月に神鋼不動産の前身である「太平ビルディング」が設立された土地である。また、今年は神鋼不動産が創業50周年となることから、同事業は神鋼不動産のシンボル的な事業となっている。




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