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広島電鉄/ほか 3棟の既存ビルを一体再開発 広島の中心地にオフィス・商業の複合ビル 地下は地下街「シャレオ」とフラット接続
2009.08.24 17:43
広島電鉄(広島市中区)、広電不動産(広島市中区)中央三井信託銀行(東京都港区)、CMTBファシリティーズ(東京都港区)、もみじ銀行(広島市中区)、三井不動産(東京都中央区)は、「(仮称)広島紙屋町プロジェクト」を着工したと発表した。なお、同物件の竣工は平成23年10月を予定している。
同プロジェクトは、「広電ビル」、「広電ビル別館」、「さくら広電ビル」跡地の全体敷地面積2804・84㎡上に、地上14階地下2階、延床面積約2万90000㎡のオフィス・商業施設からなる複合再開発を行うもの。
同計画地は、広島電鉄、アストラムライン、広島バスセンターが利用可能など交通利便性が高く、広島県庁、大手企業や商業施設が集積する、広島市のビジネス・商業の中心地に位置している。
紙屋町交差点に面する北側・西側の2面にガラスカーテンウォールを採用した、開放的でシンボリックな外観デザインがひときわ目立つ特徴だ。
フロア構成については、地下2階から地上3階が街の賑わいを演出する商業施設。地上4階から14階は、広島市では稀少な1フロア約380坪の、開放感ある空間が魅力のオフィスとなる。
地上1階から3階の一部には、中央三井信託銀行ともみじ銀行が出店を予定。地下2階では平成13年4月にオープンした、広島発の地下街「シャレオ」とフラットに接続し、オフィス・商業エリアへ直結する予定となっている。
商業フロアの店舗面積は約2200㎡の計画で、テナント構成は「基町エリア・シャレオ」と「八丁堀エリア・本通りエリア」との結束点となり、また紙屋町エリアの活性化に資するようなテナントを誘致していくという。
同プロジェクトは、三井不動産が共同事業者からプロジェクトマネジメント業務を受託し、建物竣工時までプロジェクトマネジャーとして同事業を推進していく。