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JVC・ケンウッド・HD 子会社所有工場の移転・売却検討
2009.08.10 10:47
JVC・ケンウッド・ホールディングス(横浜市神奈川区)は、7月31日、子会社の日本ビクター(横浜市神奈川区)が所有する八王子工場について、移転・売却の検討を進めると発表した。
かねてより、国内生産部門を同社の横須賀工場に集約させる計画をたてていたが、同ホールディングスが発表した2010年3月期第一四半期の連結決算で、売上高991億円に対して営業損益60億円、経常損益70億円、純曽根気で80億円とそれぞれ赤字となった。想定外の売上げ減少と損益悪化が生じため、工場の移転、売却まで検討の幅を広げることとなった。
これにより、更に踏み込んだ事業運営の効率化と、資産のキャッシュ化を図る姿勢を見せている。
なお、今年4月には日本ビクターが所有する「新橋ビル」を売却しており、「新橋ビル」の機能は神奈川工場に移転。同社は昨年10月の設立以来、収益構造改革の一部として固定資産の売却を進めている。