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不動産協会 ビルの環境調査を実施 取り組みの強化目指す
2009.08.03 11:46
不動産協会(東京都千代田区)は、近く新築オフィスビルの環境性能調査を行う。これは平成20年度中に協会員が建てた新築オフィスビルを対象に、同協会が昨年3月に決定した環境自主行動計画の中で定められた断熱性能や設備性能の数値目標について、調査を行うというもの。
同協会では平成9年から「不動産における環境自主行動計画」を行動指針として策定し、環境問題への取り組みをより一層強化することを目指し、昨年3月の理事会において計画を改定。この中で初めてオフィスビルに対する数値目標を設定した。
具体的には、建物の断熱性能を示すPAL(年間熱負荷係数)は、省エネ法の定める基準を10%以上、照明・空調など主要6設備の性能を示すERR(総合設備性能)も同じく10%以上(大規模ビルは20%以上)上回るように定めている。