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大和ハウスパーキングの空き駐車場を活用 京都でシェアサイクル事業開始

2018.06.04 18:22

 大和ハウスパーキング(東京都大田区)とオーシャンブルースマート(東京都板橋区)、京阪電気鉄道(大阪市中央区)は、6月1日から京都市内で、こころ結び型シェアサイクルサービス「PiPPA(ピッパ)」を開始した。「こころ結び型」とは独自性のある地元企業とシェアサイクル利用者をつなげることで、地域貢献や「こころ豊かな」生活基盤の高地に寄与するものを意味するという。
 「PiPPA」はGPS搭載のスマートキーを自転車に取り付けることで、1台の自転車を複数人で共有するシェアサイクルサービス。利用者はスマートフォンで、貸出・返却場所となるシェアサイクルポートの検索、利用予約、決済まで一連の手続きができる。
 3社の役割としては、大和ハウスパーキングが駐車場の空きスペースをシェアサイクルポートとして提供するとともに、用地の新規開拓を行う。オーシャンブルースマートはシェアサイクルの開発やアプリケーション運営・管理、京阪電気鉄道は京阪電車の4駅(「出町柳」、「神宮丸太町」、「三条」、「七条」)にシェアサイクルポート設置場所を提供する。
 1日に京阪電車の4駅を含む京都市内22カ所のシェアサイクルポートに約100台のシェアサイクルを設置する。提携する地元企業とも連携しながら、今年中に京都市内50カ所のシェアサイクルポートに500台の自転車を設置する。京都市内における交通渋滞の緩和に寄与していく。




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