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大和ハウス工業 川崎・キングスカイフロント一時開発が完成

2018.06.04 18:27

 5月30日、大和ハウス工業(大阪市北区)が川崎市川崎区殿町で開発をすすめる「キングスカイフロント『A地区(一次開発)』」が完成し、まちびらきがおこなわれた。
 同開発地は、いすゞ自動車(東京都品川区)川崎工場跡地に開発されたもの。「A地区」は、世界初となる使用済みプラスチック由来低炭素水素を活用したホテル「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」と、医薬品や医療機器、再生医療等のライフサイエンス関連企業の研究拠点となる研究棟5棟からなる地区で、今回は一次開発として、ホテルと研究棟2棟のまちびらきを行った。
 同地区は、人を呼び込み賑わいのある街並みを形成するため、誰でも敷地に入ることができようにし、他企業とも交流しやすいフェンスのない開放的な地区とされている。
 また、同地区の敷地に隣接した2つの既存の公園を緑で南北につなぐプロムナードをつくり、各研究棟の1階には、プロムナードに面したコミュニティスペースやショールームを設け、研究者や学生、地域住民などが集いやすく交流しやすいまちづくりを進めている。
 地区の完全完成は2021年度の予定。




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