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内田洋行 「UCHIDA FAIR 2022」開催 昇降式ワークデスクなどの新製品を発表

2021.11.15 11:21

 内田洋行(東京都中央区)は、今月9~26日の間、アフターコロナを見据えた新しい働き方を提案するオフィス新製品展示会「UCHIDA FAIR 2022」を完全予約制で開催する。
 実施に先駆け、8日にはメディア向けの内覧会を開催した。当日は代表取締役社長の大久保昇氏によるコンセプト説明ののち、オフィス商品企画部部長の門元英憲氏が2022年の新製品の開発背景や特徴を説明。後半は実際に新製品が展示されている新川第2オフィスに移動し、見学ツアーが実施された。
 内田洋行では、ワーカーが最適な場所を能動的に選ぶ働き方を実現するため、様々なワークシーンの場となる「アクティブ・コモンズ」を2012年より提唱。これまで時代の潮流に先駆けたオフィスツールの開発を通し、オフィスの構築を進めてきた。
 今回発表した新製品は、可動性を重視したコラボレーションツールの「Puller(プラー)シリーズ」のボードカートやホワイトボード、天板昇降ワークデスク「OPERNA(オペルナ)2」など、昨今の多様化する働き方に対応したモデルを揃えた。また、オフィス内でのハイブリッドな働き方を支える手段として、ICT活用の訴求も進める。「人」と「場所」を紐づけてワーカーが働く場所を選択し、他の社員ともタイムリーなコミュニケーションをとることを可能にした「SmartOfficeNavigator(スマートオフィスナビゲーター)」といった、最新の技術を駆使したシステムを提案した。
 代表取締役社長の大久保氏は「サテライトオフィスや自宅など、コロナ禍でオフィスの拠点の形は大きく変わりました。またこれまでは日本ではオンラインで仕事がなかなか進みませんでしたが、オンラインから生じるハイブリッドな働き方は間違いなく残ります。これまでのオフィスは『環境構築』を中心に考えていましたが、今後はICTと環境の両方の観点からオフィスを整備する必要があると考えております」とこれからのオフィスの形を展望した。
 今回発表した新製品は、それぞれ12月20日の販売開始を予定している。




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