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ヤマハ 銀座のヤマハホールが姿を新たに誕生 国内最大級の楽器専門店とホールやスタジオなど揃う

2009.07.20 17:19

 ヤマハ(浜松市中区)は、銀座7丁目にある旧ヤマハ銀座ビルの跡地等に建築中の新「ヤマハ銀座ビル」の開業日を、平成22年2月26日に決定したと発表した。
 同ビルは本館・別館の2棟で構成されており、販売子会社店舗及びホール機能などを提供する。
 銀座通りに面する同ビルは、本館が地上12階地下3階の規模で、延床面積は7583㎡。別館が地上7階地下2階、延床面積1497㎡となっている。
 本館は初心者からプロのニーズまでをカバーする国内最大級の音楽・楽器の専門店の集合体となる店舗フロアと、アコースティックな音響を追求した新しい「ヤマハホール」、3000人が在籍可能な大人の音楽教室「ヤマハミュージックアベニュー銀座」などが入り、別館はピアノ、管・弦・打楽器のアーティストサービス機能と事務所が入る予定。
 加えて、多目的音楽ミニホール「ヤマハ銀座サロン」、ライブハウスの機能を持つ「ヤマハ銀座スタジオ」といった多彩なホール施設を備える。
 旧ヤマハ銀座ビルは、日本で活躍したチェコの名建築家、アントニン・レーモンドの設計により、昭和26年12月に、旧・日本楽器製造東京支店として建設された。本格的な音楽ホール「ヤマハホール」を備えた店舗兼オフィスビルとして、平成18年12月まで音楽ファンをはじめとする多くの人々に利用されてきた。
 一方、竣工より50年以上経過し老朽化が進んだことと、加えて銀座地区の建築規制が平成10年に緩和されたことなどをうけ、平成18年6月に建て替えを決定した。




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