週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

深空 赤外線カメラ付きドローンで外壁タイルを調査

2018.05.28 17:58

 深空(大阪市中央区)は世界7割のシェアを誇るドローンメーカーDJI社の正規代理店だ。ドローン販売以外にもメンテナンスやドローンに関する工業サービスを展開している。
 建築物に関するドローンの使い方では、ビルの外壁調査に使用できる。従来の人間が行う外壁調査では、タイルやモルタルなどの外壁を打診棒で確認する打診法と赤外線カメラを使用する赤外線法の2種類の方法が主流だ。
 これをドローンで行うと、打診法は飛行時の音が大きいため困難だ。しかし赤外線法はドローンに赤外線カメラを付けて見ることが可能である。通常の人間が行う赤外線カメラでは測定が困難な場所に使用できることはもちろん、作業効率のいい手段となりうる。
 更に高所や危険な場所など人間が立ち入れない場所も30倍光学ズームの細部まで確認できるカメラを付け替えれば安全な場所でひび割れなどの危険も発見できる。
 ドローン撮影には使用するための許可申請や高度な操縦技術が必要となる。同社では申請やドローンと操縦者の派遣を行うサービスがあるため、安心だ。
 外壁調査をドローンで行うことが当たり前になる時代も間もなくかもしれない。




週刊不動産経営編集部  YouTube