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大江戸野菜研究会/リコリタ/日本農業新聞 ビル屋上での野菜づくり「秋葉原菜園計画」始動 周辺店舗のメイド店員参加 「土混ぜ式」「種まき式」行う
2009.06.08 12:02
NPO法人大江戸野菜研究会とNPO法人秋葉原で社会貢献をする市民の会リコリタは、秋葉原で農作物を作る「秋葉原菜園計画」を今年6月からスタートすることを発表し、5日、日本農業新聞(東京都千代田区)の秋葉原本社5階屋上スペースにて、キックオフイベントを開催した。
「秋葉原菜園計画」は、秋葉原に集まる若者やメイドカフェ店員などが都市農業の実践として、バケツ栽培による稲作やトマト等の野菜の栽培を行うプロジェクト。秋葉原で毎年催される社会貢献イベント「打ち水っ娘大集合」を運営するリコリタが企画、都市農業のノウハウを提供する大江戸野菜研究会が協力し同計画が実現した。
キックオフイベントでは、計画に賛同する周辺店舗のメイド店員らによる「アキバ都市農業宣言」や「土混ぜ式」「種まき式」等が執り行われた他、ブログでの経過報告や、打ち水イベントとの連動、収穫祭の開催など今後の活動予定が報告された。
セレモニー冒頭の挨拶で大江戸野菜研究会会長高汐氏は、「秋葉原という街のもつ力と情報発信力を活かし、ビルの屋上を有効利用する都市農業の意義深さや楽しさをより多く人々に伝えていきたい」と語り、現在未活用のビルの屋上スペースにより多くの関心を集めたいとしている。