週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
<新機軸事業>ホーキング/テレネット 地震速報システム導入の自動販売機を無料設置 災害時は自動遠隔コントロールで飲料無料開放も可能と備蓄機能も
2009.06.01 10:50
自動販売機のプロデュースを行うホーキング(東京都豊島区)と、緊急地震速報システムを提供するテレネット(長野県飯田市)は、各社の強みを活かして緊急地震速報システムを搭載した飲料自動販売機、以下「緊急地震速報対応自動販売機」を無料設置にて協業することで合意し全国に「緊急地震速報対応自動販売機」の無料設置を開始した。
通常、緊急地震速報は工場・自治体等で使用される高度利用タイプで、受信代がサーバ使用料で付き2000円から1万円前後、年間2万円から12万円ほどかかるところを、今回の協業で自動販売機に緊急地震速報システムをつけたものを設置希望者に無料で設置することが可能となった設置側は、導入費用の負担無く利用できるため、商業施設、会社、工場等の人の出入りが多いところに設置することで、館内の安全・安心化対策を速やかに整えることができるようになる。速報が配信されると、音声内与油スピーカーでアナウンスされるシステムだ。
また、大規模地震発生時には、自動遠隔コントロール(無線経由)による飲料の無料開放も可能であり、備蓄倉庫としての役割も果たすことが可能だ。まず地震リスクの高い首都圏をはじめ、関東、東海、信越地域で代理店制度を導入し、普及を行っていくとしている。