週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

茨城県 つくばEX「研究学園」駅前地落札 ニトリが物販店を開発検討

2009.05.11 10:40

 茨城県は4月24日、つくばエクスプレス「研究学園」駅周辺地区の業務用地分譲の入札結果を発表した。落札者は家具販売大手のニトリ(札幌市手稲区)で、E109街区5画地およびE110街区1画地の敷地8392㎡を8億8858万円で落札。用途地域は近隣商業地域で、建ぺい率は80%、容積率は200%という条件である。同社は事業計画として、家具・インテリア等の販売を含めた、物品販売店舗開発を検討しているという。
 茨城県ではつくばエクスプレス沿線の土地区画整理事業を積極的に推進しており、このほか「伊奈・谷和原丘陵部一体型特定土地区画整理事業」や「島名・福田坪一体型土地区画整理事業」、「上河原崎・中西特定土地区画整理事業」などを推進している。
 同沿線「研究学園」駅周辺においても、引き続き土地分譲を進めており、4月15日には同駅周辺宅地分譲(抽選)の申し込み受付を、3月30日には「みらい平」駅周辺宅地分譲(抽選)の申し込みを受け付けている。同エリアには大型ショッピングセンターの進出やマンション開発も進んでおり、また秋葉原など都心へ通勤圏内というアクセスの良さから人気が上昇。先般も「研究学園」駅より徒歩4分の立地に、大和ハウス工業が延床面積約12万5200㎡のパワーセンター「iiasつくば」を開発している。




週刊不動産経営編集部  YouTube