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GMOが「世田谷ビジネススクエア」の55%を取得

2021.12.06 11:44

 GMOインターネットグループ(東京都渋谷区)は11月22日、高層複合施設「世田谷ビジネススクエア」の信託受益権の55%を取得し、施設の副名称を「GMO TOWER(GMOタワー)」とした。オフィス機能は「セルリアンタワー」内の第1本社、「渋谷フクラス」の第2本社に集約しており、移転の予定はない。
 建物外壁にはグループロゴの看板を設置し、最寄り駅の東急田園都市線「用賀」駅の副名称も「GMO TOWER前」に変更予定。建物内にはグループが携わる「空の移動革命」に関する最先端技術の研究拠点を設け、2025年に開催予定の大阪・関西万博を皮切りに実用化が始まる次世代エアモビリティの研究を加速させる。また最上階の26~27階には、ネット配信用の撮影やライブ配信に対応したスタジオを開設。3DCGやセンシング技術などの最先端技術に対応した設備を揃える。
 新拠点の内装デザインは、GLAMOROUS(東京都港区)代表の森田恭通氏が担当。リアルとバーチャルが融合する新しいスペースの形を、空間デザインで実現する。同氏は第2本社のコミュニケーションスペースなど、グループの空間のデザインを多数手がけている。




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