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イメージカラーは「緑」 地元密着のビルメン会社
2021.12.06 11:57
創業45年。日総(東京都文京区)は地元の文京区を中心に、ビルの総合管理および賃貸仲介業務を手掛けている。10年前に先代から代表を引き継いだ阪田大樹社長は、全身グリーンの特注スーツがトレードマーク。事務所内は壁紙やカーペットなど、至るところでグリーンを基調とした内装。従業員用の置き傘もグリーンという徹底ぶりである。
「緑色には、見る人に癒しを与え、安心安全のイメージがあります。ビルメンテナンスという業種は日々の建物管理に徹する役割で、あまり表に出る仕事ではありません。顧客の皆さまの印象に残り、少しでも当社を覚えて頂こうと、グリーンをイメージカラーとしたブランディング戦略に注力しています」(阪田氏)
ビルメンテナンス会社は、ビルにおけるトラブルや事故を未然に防ぐために日々業務をこなしている。しかし、突発的なトラブルや事故が発生してしまうこともある。日総では設備の不具合等の突発的なトラブルに備え、24時間体制でスタッフが事務所に常駐。もしもの際に迅速なサポートを行う体制を敷いている。社員教育も積極的に行っており、高い作業品質に阪田氏は自信をみせる。
「建物管理からビルの価値を高め、ひいては入居企業の価値を高めることが当社の目標です」と阪田氏は述べる。イメージカラーだけでなく作業品質の面からも、オーナーに対し安心安全を提供している。