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ケネディクス不動産投資法人 東京・福岡の好立地物件を譲渡 譲渡価格は総額約27億円

2009.04.13 11:50

 ケネディクス不動産投資(東京都港区)は7日、資産譲渡の契約を締結したと発表した。
 今回譲渡されるのは、東京都文京区の「KDX小石川ビル」と福岡市博多区の「KDX博多ビル」の2物件である。「KDX小石川ビル」については、譲渡予定価格が6億7000万円、譲渡先は信託受益権売買契約上の守秘義務により非公開となっている。同物件は平成4年10月の竣工で、SRC造、地上9階地下1階建て。都営三田線「春日」駅から徒歩5分に位置し、他に都営大江戸線や東京メトロ丸の内線・南北線も利用可能となっており、交通の利便性は非常に高い。
 「KDX博多ビル」は、譲渡予定価格が20億円、譲渡先は福岡スタンダード石油(福岡県久留米市)となっている。同物件は昭和57年7月の竣工で、SRC造、地上9階建て。JR「博多」駅徒歩3分程の好立地の物件で、稼働率は貸室面積ベースで100%となっている。
 同投資法人では今回の譲渡の理由として、昨今の厳しい金融環境及び不動産投資信託証券市場の状況などを勘案し、今後の資産運用の安定性に資する財務基盤を維持・強化し、同投資法人の手元資金を積み上げることを主目的としている。信託受益権の引渡し日程についてだが、「KDX小石川ビル」は4月30日、「KDX博多ビル」は4月22日を予定している。




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