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野村不動産 オーダーメイド型商業開発
2009.03.23 13:10
野村不動産(東京都新宿区)は、サミット(東京都杉並区)をシングルテナントとするオーダーメイド型商業不動産「方南町サミットプロジェクト」の開発を進めてきたが、3月18日に竣工したと発表された。なお同物件は、「サミットストア 中野南台店」として同日開店した。
敷地面積2035・14㎡、地上2階地下1階建ての規模で、延床面積は3536・50㎡。売場面積は1258・32㎡のとなる。同物件については、既に機関投資家との間で売買契約が締結されており、3月中の決済を予定しているとのこと。サミット(住友商事100%出資)とは長期定期借家契約に基づく収益の安定性が図られており、またエリアとして収益不動産としての代替性にも優れている物件である。
野村不動産は、平成13年に大型商業施設「ファブ南大沢」(東京都八王子市)の開発を先駆けに、オーダーメイド型オフィスビル「セコムメディカルビル」(東京都千代田区)、都市型ビジネスホテル「スーパーホテル新横浜」(横浜市港北区)、都心型飲食レストランビル「コンツェ恵比寿」(東京都渋谷区)、郊外型大型商業施設「イオン八千代緑が丘ショッピングセンター」(千葉県八千代氏)といった地域特性を活かし、マーケットニーズに適合した多彩な収益不動産開発を手掛けてきた。
今後も同社は法人直接外構に基づく情報力や企画・開発力といったデベロッパー機能を活かし、投資家向け収益不動産開発プロジェクトを積極的に推進していくとしている。