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日本貨物鉄道 小名木貨物駅跡地に商業施設を開発 キーテナントはイトーヨーカ堂 Ⅰ・Ⅱ街区に分けた大規模施設

2009.03.23 13:11

 日本貨物鉄道(東京都千代田区)は、同社が首都圏に擁する最後とも言うべき大規模開発用地、小名木貨物駅跡地において、商業施設を開発し、完成後にはイトーヨーカ堂に賃貸するというプロジェクトに着手する。同社は平成22年5月の竣工を目指し、計画を進めていくと発表した。
 当該開発地である江東区北砂地区は、明治通りに隣接する交通の要衝であり、かつ周辺には数多くのマンションが林立するなど、商業ポテンシャルが大変高い地域として流通業界から大きな注目を集めている。
 日本貨物鉄道は平成13年から地元との協議、開発許可等手続き、周辺道路・公園等の整備を進める中で、今般ようやく実現の運びとなった。
 建物はⅠ街区とⅡ街区に分けて開発する。Ⅰ街区は敷地面積が約1万9000㎡、延床面積が約2万5700㎡の規模となり、フィットネス・駐車場として利用される予定。Ⅱ街区は敷地面積が約3万7000㎡、延床面積が約8万6600㎡の規模となり、イトーヨーカ堂が店舗を構えるショッピングモールとなる予定。スケールメリットを生かした、低層のショッピングモールとなりそうである。
 基本計画・工事管理は安井建設設計事務所が担当し、設計はフジタ一級建築士事務所が、施工はフジタ・松井特定建設共同企業体が担う。
 同開発プロジェクトは、不動産事業を中心とする開発関連事業における重要な柱の一つであり、大きな期待がかかるものであると、同社はコメントしている。




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