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大手町開発/ほか 大手町連鎖型再開発第一弾が竣工 事務所と国際カンファレンスの複合施設
2009.03.16 17:36
4月1日、東京都千代田区大手町一丁目において、有限会社大手町開発が施行を進めてきた「大手町一丁目地区第一種市街地再開発事業」が、大手町地区連鎖型再開発事業の第一弾として竣工することが発表された。
大手町連鎖型再開発事業は、平成15年1月に都市再生本部にて決定された「都市再生プロジェクト(第5次決定)」に基づくもので、旧大手町合同庁舎1・2号館跡地を独立行政法人都市再生機構の施行による区画整理事業の種地として活用することにより、段階的かつ連続的な建て替えを推進し、大手町地区の再生を目指すものである。
今回の再開発事業はファーストプロジェクトとして旧大手町合同庁舎1・2号館跡地に、事業所、国際カンファレンスセンター、店舗等の複合施設を開発する。地権者として参画した、全国農業協同組合中央会、全国農業協同組合連合会、農林中央金庫、社団法人日本経済団体連合会および日本経済新聞社の本部機能やカンファレンス機能が移転する。
また、事業パートナーとして選定され、有限会社大手町開発より施行業務の一部を受託した三菱地所、NTT都市開発、東京建物、サンケイビルの四社が、事務所の一部および店舗をテナントスペースとして取得し運営していく。敷地面積約1万3400㎡、地上37階地下4階塔屋2階の規模で延床面積は約23万6000㎡となる。