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JR北海道 入浴施設の跡地にマンションと商業施設

2021.12.20 10:59

 JR北海道(札幌市中央区)は、解体を進めている「極楽湯さっぽろ手稲店」及び「極楽湯さっぽろ弥生店・ホテルさっぽろ弥生」の跡地開発について発表した。
 「極楽湯さっぽろ手稲店」は7月末、「極楽湯さっぽろ弥生店・ホテルさっぽろ弥生」は8月末を以って営業を終了した。「手稲店」跡地には1万3000㎡の用地に賃貸マンションと商業施設を開発する。「ジェイ・アール生鮮市場」のほか、物販・飲食店舗等で構成するショッピングセンターを建設するとともに、「手稲」駅から徒歩圏内という立地を生かし、新たに賃貸マンションも整備。複合開発を行い、更なる利便性の向上を目指す。マンションは敷地面積3000㎡、地上5階となる予定。商業施設は敷地面積約1万㎡、鉄骨造または木造店舗数3棟施設となる予定。着工は2022年4月以降を予定している。
 「極楽湯さっぽろ弥生店・ホテルさっぽろ弥生」跡地は大通公園や植物園に近接し、札幌市のほぼ中心部に位置しながら豊かな自然を享受できる良好な住環境にある。ここに住居と商業施設を複合させることで、更なるにぎわい創出を目指す。5400㎡の用地に分譲マンションの「EAST棟」と賃貸マンション・商業施設の「WEST棟」を開発する。
 「EAST棟」は15階建て、分譲住宅約80戸の物件となる予定。「WEST棟」は同じく地上15階で、低層部をスーパー等の商業施設、高層部を約70戸の賃貸住宅用途の物件とする予定。着工は2022年度下期から2023年度上期を予定している。




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