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小田急不動産 福岡県に物流用地取得

2022.01.17 11:26

 小田急不動産(東京都渋谷区)は、物流施設の開発用地を福岡県糟屋郡志免町に取得した。同社の物流施設開発の第4弾で、福岡県内での不動産取得・開発は初めてとなる。
 今回取得した用地は6202㎡。建ぺい率60%、容積率200%の準工業地域。立地は九州エリアの物流の大動脈である九州自動車道「福岡」ICと「大宰府」ICの中間に位置し、福岡都市高速を利用することにより福岡市内へのアクセス性に優れている。加えて、福岡空港の至近に所在することから、日用品等はもちろんのこと航空貨物の配送拠点としても需要の高いエリア。
 また、開発用地の所在する糟屋郡は、福岡県内では福岡市、北九州市、久留米市に次ぐ人口規模を有しており、物流施設完成後の労働力確保の観点からも優位性が見込まれる。
 小田急不動産の物流施設は、第1弾の「小田急不動産ロジスティクスセンター印西」が昨年7月千葉県に竣工している。第2弾の「(仮称)小田急不動産ロジスティクスセンター船橋」は今年2月同じく千葉県に、第3弾の「(仮称)小田急不動産ロジスティクスセンター一宮」は今年8月愛知県に、それぞれ竣工を迎える予定。同社は今後も物流施設開発事業を日本全国で展開する構えで、次の計画等についても順次発表するとしている。




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