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「(仮称)下目黒五丁目開発計画」着工 郵政不動産が開発する有料老人ホームと店舗の複合施設
2022.01.31 11:46
日本郵政不動産(東京都千代田区)は、東京都目黒区下目黒五丁目において、有料老人ホームと店舗の複合施設「(仮称)下目黒五丁目計画」の新築工事に着手した。竣工は2023年10月を予定している。
同計画は敷地面積約1990㎡、延床面積約9000㎡、鉄筋コンクリート造地上11階、地下1階の複合施設。1階にはスーパーマーケットを誘致し、地域に新たな賑わいを創出すると共に地域住民の生活利便向上に貢献する。2~11階は総戸数88戸の有料老人ホーム。アクティブシニア向けの自立型居室(52戸)と要介護者向けの介護型居室(36戸)により構成し、入居者の状況・ライフスタイルに幅広く対応する。
また、感染症対策として、抗菌効果のある仕上げ材や非接触型のエレベーターの採用等、安心して暮らせる環境を提供する。同有料老人ホームは長谷工シニアウェルデザイン(東京都港区)が運営する。
環境負荷軽減への取り組みとして、地上部緑化や空中庭園を設置し、各階バルコニーにも植栽を配置する。居室内・建物外の双方から緑を感じて楽しむことができ、地域の景観形成に寄与するファサードデザインとする。
居室部にはLow-Eガラスを効果的に採用することで環境保護と快適な暮らしを両立。地域生態系の保全としては、敷地に植えられていた桜の木を竣工時に敷地へ戻すことにより、土地の記憶を未来へ繋ぐと共に、既存の周辺環境保全に配慮する。
同計画は日本郵政グループの会社保有資産を活用した開発で、有料老人ホームは長谷工コーポレーション(東京都港区)、店舗はライフコーポレーション(東京都台東区)に賃貸し、竣工後は各社が運営する。