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野村不動産オフィスファンド投資法人 東京都内のオフィスビル4物件を新たに取得 同時に3物件を売却し地方物件の比率下げる
2009.01.19 12:03
野村不動産オフィスファンド投資法人(東京都新宿区)は、新たに4物件を取得するとともに所有する3物件の譲渡を決定した。
新たに取得するのは「野村不動産東日本橋ビル」、「野村不動産上野ビル」、「吉祥寺マークビル」、「MY東五反田ビル」の4物件。取得価格は、野村不動産東日本橋ビルが40億6000万円、野村不動産上野ビルが78億3000万円、吉祥寺マークビルが18億円、MY東五反田ビルが30億1000万円で、みずほ信託銀行から取得するMY東五反田ビル以外は、野村不動産(東京都新宿区)からの取得となる。
一方、譲渡するのは「NOF御堂筋ビル」、「北三条ビルディング」「広島立町NOFビル」の3物件。譲渡先はNOF御堂筋ビルが野村不動産及びNREG東芝不動産(東京都港区)、ほかの2物件はNREG東芝不動産である。譲渡価格はNOF御堂筋ビルが140億円、北三条ビルディングが26億3000万円、広島立町NOFビルが22億1000万円。
同投資法人の資産運用会社である野村不動産投信は、同投資法人の資産の運用に係る資産運用ガイドラインにて、ポートフォリオにおける運用不動産の地理的構成として地方都市に所在する物件の比率を10~20%程度を目安にしており、地方物件比率の引き下げが課題となっていた。今回の取引により、東京以外の地方都市に所在する物件の比率は32・3%から27・6%へと減少している。