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オリックス/オリックス不動産 団塊世代中心の顧客に新たなリテール商品・サービス提供 日本郵政の「かんぽの宿」事業譲渡先に決定
2009.01.19 12:08
オリックス不動産(東京都港区)は、日本郵船による公募、および二度の競争入札を経て、「かんぽの宿」の事業譲渡先に選定された。昨年12月26日に譲渡契約書への調印を完了し、平成21年4月1日付けで譲り受けることとなる。
同社は別府「杉乃井ホテル」や会津若松「御宿東鳳」など、すでに4つの温泉旅館の再生事業に取り組んでいるほか、各種施設の運営で蓄積したノウハウを有する。また、ゴルフ場運営やレンタカー店舗運営、福利厚生などを行うオリックスグループ各社とも連携し、団塊の世代を中心に現在110万人を超える「かんぽの宿メンバーズ会員」の人たちに、新たなリテール商品・サービスの提供も可能だとしている。
オリックスグループは、同事業譲渡を受け国内最大規模の温泉旅館ネットワークを、リテール・運営事業の新たな柱と位置づけ、「かんぽの宿」をさらに発展させていくとしている。